2010年1月20日水曜日

点滴静注用抗インフルエンザウィルス剤登場


これまで内服の抗インフルエンザウィルス剤はありました。
タミフルとリレンザ。
しかし、このたび米国バイオクリスト社の「ラピアクタ」が国内ではシオノギ製薬から販売されることになりました。
初の点滴静注用インフルエンザウィルス剤です。

内服の抗インフルエンザウィルス剤は5日間内服せねばならなかったのですが、このラピアクタは一回だけ点滴すればOK!という優れもの。実に画期的な新薬です。
ただし成人のみ。お子さんは臨床試験データがないので適応にはなりません。
本来でしたら今年の9月に厚生省の認可が降りる予定でしたが、新型インフルエンザが蔓延している現状から、異例の早期認可が降りたという次第です。
厚生省もたまにはイキなことやってくれます。

で、今月27~29日頃に発売予定。
薬価は確定しておりません。

それとおそらく品薄になることは間違いないと思いますが、当院でも採用する予定です。

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