2014年9月28日日曜日

高齢者の肺炎球菌感染症予防接種

10/1から翌年3/31までの高齢者肺炎球菌予防接種について

肺炎球菌ワクチン接種。
これまでは自己負担で¥6,500だったのですが、H26.10.1~H27.3.31まで以下の対象者は¥2,300で接種できるようになりました。

65歳:昭和24.4.2~昭和25.4.1
70歳:昭和19.4.2~昭和20.4.1
75歳:昭和14.4.2~昭和15.4.1
80歳:昭和09.4.2~昭和10.4.1
85歳:昭和04.4.2~昭和05.4.1
90歳:大正13.4.2~大正14.4.1
95歳:大正08.4.2~大正09.4.1
100歳:大正03.4.2~大正04.4.1
101歳以上:大正3.4.1以前の生まれの者

ただし過去に肺炎球菌ワクチンを受けたことがある人は対象外となります。

住民票は伊達市、洞爺湖町、豊浦町、壮瞥町のかたが対象となります。それ以外の市町村は対象にはなりません。

101歳以上はラストチャンスなので極力接種することをお勧めします。


*次年度は上記年齢から1歳引いた年齢の人が対象になります
**なぜこのようなシステムになったのかは、御上(おかみ→国ね)が決定されたことなので当院としては質問に対する返答はできかねません

2014年9月5日金曜日

斬新なC型肝炎治療が始まる


新しいC型肝炎の治療薬が出ます。
新薬、多々あれどこの薬は久々の優れもの。
これまで慢性C型肝炎にはインターフェロン療法が一般的でしたが、インターフェロンでC型肝炎ウィルスが駆除できる率はペグ・INF+リバビリン併用療法でさえも約50%、半分の人にしか効果がなかったのです。しかもインターフェロンの副作用に苦しみながらの治療でした。
ところが今回の治療薬は注射ではなく、なんと内服薬。
しかも駆除率が84.7%とは驚きであります。
今までインターフェロンが無効だった人、不適格で使用できなかった人が対象になりますが、来年3月には全てのC型肝炎の患者さんに適応拡大となります。

待ち望んでいた人が多いのではないでしょうか。
当院でも採用する方針です。